映画レビュー

今日は「ジョン・デロリアン」と「劇場版Gのレコンギスタ2」の2本。

 

・ジョン・デロリアン

BTTFで有名なあの車、デロリアン(DMC-12)を開発したカーデザイナーであるジョン・デロリアンを題材にした映画です。

デロリアンが自分の会社を設立し、車を開発して売り出して、経営難から犯罪に手を染める、その過程が1人のFBIの協力者(というか司法取引によって密告屋をやらされている麻薬の運び屋)の視点から描かれています。

つまりタイトルに反してデロリアンは脇役で、主役はジム・ホフマンという捜査協力者なんですね。

面白いやり方であると同時に、ちょっと肩透かしを食らった感じです。

大筋が犯罪捜査と資金繰りを中心に回っていくため、車の開発秘話みたいなのを期待していくとかなりがっかりするでしょうね。

自動車にまつわる映画としては先日の「フォードvsフェラーリ」に続いて2本目ですが、気分よく見終われるという点ではこちらのほうがいいかもしれません。

映画を見に行く前にクラシックカーディーラーズのデロリアンの回を見ておくと面白さがひとしおかと思います。

 

・劇場版Gのレコンギスタ2

相変わらずよく動くなあ、相変わらずわかりにくい話だなあ、と思う、劇場版Gレコ第2話です。

第1話は「だいぶわかりやすくなってるなあ」って感じたんですけれど、第2話は「そうそう、この辺りがごちゃごちゃしてわかりにくいんだよなあ」って感じですよ。

この時点では「地球は宇宙から送られてくるフォトンバッテリーにエネルギーを依存しており、その搬入を一手に担うキャピタルタワーと呼ばれる起動エレベータとそれを管理するエリア(キャピタル・テリトリィ)の支配権をめぐって争いを続けている」ってところですかね。

ただ、主人公は本来キャピタル所属なのにキャピタルを狙っているアメリアの先遣隊にいて、本来いるべきキャピタルの防衛隊キャピタルガードは新たに台頭してきたキャピタルアーミーと対立していて、アメリア及びキャピタルアーミーには本来禁忌であるはずの旧世紀の科学技術が宇宙からなぜか供給されていて、とかそういう背景を初見でつかむのはちょっと大変じゃないでしょうか。

次回はさらにトワサンガだのビーナス・グロゥブだのが台頭してくるから、見とけよ見とけよー。

第3話は秋公開だそうですが、肝心の主役の声優石井マークが声優休業してしまったのでどうなるんだろうとちょっと心配です。

 

余談ですがガルパンも主要キャストに何か起こる前に早く完成させましょうよ、いやホントに。

荒野のコトブキ飛行隊とか作ってる場合じゃないというか、それ作ってもいいけど先にガルパン作れよと。