ラスベガスに行ってきたよ(3日目)

この日は朝ご飯を済ませたらタクシーでダウンタウンへ。

巨大ホテルが軒を連ねるストリップ地区(ブールヴァード)と対比して、やはり古くからの町並みであるダウンタウン地区はいかにもな味があります。古い映画で見るようなラスベガスっていうとこのダウンタウン。街の規模は100倍くらい違うのだけれど。

まずは"Mob Museum"こと「マフィア博物館」へ。かつての郵便局を再利用した建物だそうで、博物館としてはこじんまりとしていますが中身は濃厚。
アメリカへの移民流入とスラムの形勢、未成熟だった社会を埋めるように成長するマフィア組織とボス達、司法組織や他のマフィアとの抗争、そして禁酒法とマフィアの成長。
アメリカのマフィアの中心地ってシカゴなんですね。へー。
ラスベガスもマフィアと切っても切れなかった土地。ギャンブルが合法化され、より客を集めるためにカジノはより公平に公正に運営されるようになり、さらにマフィアのシノギから実業家のビジネスへと変遷。しかしその裏で行われていたマフィアへの資金流出などなど。
アル・カポネやメイヤー・ランスキー、ベンジャミン・シーゲル、そしてハワード・ヒューズといった有名人の名前がそこかしこに出てきます。
こゆいわー、この博物館。気が付いたらたっぷり3時間も過ごしてしまいました。

博物館を出たら直ぐそこにかの有名なフリーモントストリートが。周囲はもちろんカジノホテルが軒を連ねております。
アーケードの天井はLEDスクリーンになっていて、夜はビカビカ光るんです。

これは高いところにワイヤーを張って滑車で滑って楽しむアトラクション。あーああー。

ほかにもステージが設置されていて、それぞれ違ったイベントが催されるのです。
とはいえまだまだ日も高く、イベントは準備中の模様。そんなわけでまた今日もカジノ行脚を致します。
のども渇いたしカクテルガールのお姉さんにコーラでも頂きましょう。カジノでゲームさえしていれば、チップの1ドルだけで簡単な飲み物は無料なのです。ベガス凄い。
ダウンタウンのカジノは昨日のようなゴージャスは感じとは打って変わって、たとえて言うなら田舎のゲームセンターっぽいちょっと庶民的な雰囲気で、なんとなく気安い感じ。
カクテルガールもガールというかレディというかマダムというか…みたいなところも有り。
ブラックジャックもミニマム5ドルの台があったり結構やっぱりダウンタウンは庶民的。じいちゃんばあちゃんがのんびり遊んでるような、そんな場所。
でもこんな景品付きのスロットもあったりして結構あなどれないのはやはりラスベガス。

これはカマロの電気自動車らしいです。カジノは撮影禁止だけれど、カジノ至近のこの写真から雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。

そしてそんなわたしがぷらぷらと適当に座ったマシンに100ドルを入れて回していたら…なんと450ドルほどのあたりが!やったね!
その後もあちこちのスロットでちょびちょび負けながらふらふらしていると、今度は20ドル程いれたマシンで150ドル程のあたりをゲット。再びやったね!

さらにふらふら。こちらは多分かつて使われていた列車。

なかもきちんと飾られていてステキ。

メインストリートステーション、といいつつやっぱり中身はカジノ。きっと旧駅舎がこのへんにあったんでしょう。
雰囲気は抜群でしたよ。

そうこうしているうちにだんだん時間も経ってきて、ストリートでもイベントが始まり出します。
一番早くに始まったのはこのお姉さんのステージ。いろんな音楽を流しながらお姉さんがステージの上で素敵なダンスを披露してくれます。

すると…観客がステージ前で踊り出す!
カクテルガールのお姉さんもカウンターの上で踊り出す!

アメリカ人ノリよすぎ。


こちらのステージでは複数のお姉さんが歌って踊ります。

なんと途中で観客のおじいさんがステージに連れて行かれてくくりつけられたかと思うと、「足の真ん中のバーがスタンドアップしないように気をつけなよ?!」みたいなコメントの後にお姉さん達がおじいさんの鼻先でセクシーダンス!
おじいさんもまんざらでもなさげだわ…。


そして最後に始まったステージがこちら!エルビスのそっくりさんショー!

ちょっと見た目は太いけど、歌は確かにエルビスそっくり!
すると今度はエルビス(そっくりさん)のバラードをバックにちょっとご年配のカップル達がチークダンスを始めてるじゃありませんか。

ホントにアメリカ人てノリがよろしいこと。

とっぷりと日も暮れて天井のスクリーンもご覧の通り。ギンギラギンにさげなくというかなんというか。アメリカ人てやっぱアホやわ(ほめ言葉)。


たっぷりエルビスを堪能したらさっきのメインストリートステーションに引き返してご飯に致します。

なんでもカジノ内のレストランは自家醸造施設を抱えていて、そのビールがなにやら賞を受賞したとか何とかいう触れ込み。
これ、カジノのなかのレストランの、そのまたなかの光景ですからー。

あんまりこれが稼働してるかんじは無かったですけど、出てきたビールはどれもグー!

わたしの好みは"Royal Red"なるビール。
これにガーリックポテトとオニオンスープ、お腹がはち切れる程のミートローフを食べて、お会計はしめて21ドル。
めっちゃ良心的価格。しかもどれもおいしい!
アメリカはご飯がまずい、というのは少なくともこのベガスには当てはまらない模様です。
というわけで、ベガスにてお手頃価格でおいしいご飯をお求めの方はダウンタウンへどうぞ。ストリップのホテルはほどほど良いお値段が致します。

この後はまたタクシーを拾ってホテルに帰ったたわけですが、行き先を告げた後タクシーの運ちゃんの"What do you do at *** hotel?"という中学2年生レベルの英語が分からず、とんちんかんなことを言って混乱させてしまったのはきっとアルコールのせいです。そうに違いありません。