事実は奇なり

金正男が殺害された状況が段々に明らかにされつつあるようですが、聞けば聞くほど「映画だ、コレ…」って感じがひしひしとして仕方ない。
いやーだってハリウッドで映画化できるっしょ、これ。


どこかの小国で、開明派の兄王子と守旧派の弟王子とで世継ぎ争いが勃発してるという設定ね。
主人公は元特殊部隊のマッチョさんで、ヒロインはちょっと頭の弱いYoutuber。
ヒロインがフラッシュモブだかドッキリだかに協力してくれって言われて、そうとは知らずに外遊中の兄王子に毒を吹きかける役を請け負うの。
んで間一髪で主人公が兄王子を救出、世継ぎ争いの泥沼にヒロインもろとも巻き込まれると。
ヒロインと一緒に仕事を請け負ったモブ女Aはとりあえず殺されてヒロインが落ち込むわけ。
王位継承には御璽だか王冠だかが必要だってんで、件の小国に乗り込んで、次々に襲い掛かる刺客と繰り広げられる血みどろの戦い、兄王子と主人公との間で揺れ動くヒロイン、そして最後は兄王子と弟王子の一騎打ち、弟王子を後ろで操ってた高官を討ち果たす主人公。
ラストシーンは兄王子の戴冠式で、「このままこの国に残って余を支えてくれ」とか言われても「いや、俺はそんな御大層なタマじゃない」なんていいつつヒロインと熱いベーゼをかわしつつフェードアウト。
主人公はセガールかスタローンかステイサムやな。


王道すぎるっていうなら、実は開明派の王子こそが黒幕で暗殺劇は自作自演、国をどこかの大国に売り飛ばしてしまうつもりで、邪魔な頑固者の弟を抹殺すべく仕組んだって感じで一ひねりしたらええんちゃうかな。



うーん、現実ってすごいね。