バイクの夏バテ

ここのところの猛暑でなかなか出番のないT1号を、それでも今日はと思って仕事が終わって海へ向かって一走り。
工業地帯の人工島の端っこまで来たら、空も雲ももう夏の終わりの茜色。ああ、秋はすぐそこなんですね。バイクを路肩に停めて、沈む太陽とそれを抱く雲にしばし見とれてしまいました。
さて、帰ろうかな。エンジンに火を入れ、クラッチを握り、シフトレバーをつま先で押し下げ、ぷすん、しーん…。


…え?
あれ、ちょっと待って?
バッテリが上がった!?
マジで!!


ここは土地を造成しただけの、工場もまばらで通りがかる車も少ない工業地帯の人工島の端っこ…。こんなこともあろうかと、押しがけの方法を本で読んでおいてよかったなあ、ホントに!!フルカウルのヘビー級の大型バイクを押しがけするのは心底骨が折れました*1
前々から気にはなっていたんですけど、エンジンが熱くなってラジエータファンが回り出すと電圧低下のサインが出ていたんですよね。やっぱり明るいライトに液晶表示のオドメータにスピードメータ、その他各種電装品に加えてファンも回ればそれはそうだという話。いくらかエンジンを多めに回せば電力が供給されてサインも消えるんですけど、回転が上がるとエンジンが余計に熱くなるというジレンマもあるわけで、加減がちょっと難しい。

そんな事件をちらっと妹にメールで伝えたら、

「バイクも夏バテするんだね。」

ですって。誰がうまいこと言えと。

*1:本当のところ押しがけはイマイチうまく行かなくて、2度失敗した後ダメ元でセル(起動スイッチ)を押したらエンジンが掛かりました。きっと押してる間にダイナモかなにかで充電されたのでしょう。