モッタイナイお化けがでるぞ〜

婆様の遺品の整理を少しずつ進めています。
といっても、基本的にはアルバムや一部貴重品を除いて全部捨てる方向で。
業者さんに頼むわけですが、給料一月分くらい軽く飛んでいきます。目眩がしそう。


引き取ってきたアルバムをめくると、満州時代とおぼしいものすごく古めかしい写真が出てきたり、誰とも分からない婚礼写真の束が出てきたり、私の幼い頃の写真が出てきたり、なんとも言えない気持ちになります。


さて、着物も一緒に捨ててしまおうかと思っていましたが、片付け業者さんに「一応残しておいたら。最悪、フリーマーケットとか古着屋さんで売れるだろうから。」と言われ、持って帰ることに。
持って帰るって言っても羽織に長着に襦袢に帯に、結構かさばるんですよね、これが。それぞれ5〜6着ずつかな。
しかも着物と言っても別に高名な作家さんの物や特別な高級品があるわけでなし、ガイアの夜明けかなにかでリサイクル屋さんが言ってましたけど、「着物の古着の価値は生地代の分だけ」だそうで、しかも何十年も前のものですからねえ。
まあ着物生地で色々リメイクする人向けの素材にするくらいかな。


と思っていたら出てきましたよ、立派な物が。証紙が付いた端切れ(特製別誂の織り文字入り)と一緒に、大島紬が。
しかもしつけ糸が付いてるから、おそらく一度も袖を通していないでしょう。
挙げ句の果てに、カビとる!!
な、なんちゅうモッタイナイことを…。
多分新品価格で私の月給2〜3ヶ月分はするでしょうに…。


しかしこれ、多分婆様のじゃなくてオカンのやね。たとう紙の古さというか新しさからして。
さらにもう1着新品らしき着物が出てきて、あーモッタイナイ。