Tex V.S. Word

いつぞや卒論の記述のためにMicrosoftのOfficeを入れたと書きました。Open Officeと共存してるなんてみょうちきりんなことだと我ながら思うわけですが、私にとってWordの何にも勝る利点というものがあります。それは何か。
ズバリ"|・>(ケットベクトル)"を使えるということ。
Open Officeでの数式エディタは基本的にTex記法に準拠してるようなのですが、おかげさまでケットベクトルが無い点まで一緒。ケットベクトルを使いたいときは
left lline * right rangle
などと長ったらしいタグを打たなければならないという、量子系の表記において決定的な欠点があるのです。
その点あれこれと文句をいわれることの多いMicrosoftのOfficeですがどういうわけだかケットベクトルはしっかり標準搭載。マウスとキーボードの併用で面倒くさいと評判の数式エディタながら、やっぱりこれはゆずれないなあと思うのです。1つ2つならいざ知らず、論文中ずっとケットベクトルだらけなのですから。
要するにTexがさっさとブラ・ケット記法をサポートしてくれればいいのにという話。
いっときますが卒論に|t>の名前がでてくるわけじゃありませんからね。