この髪を抜いてな

皆さんは、高校までの国語の授業で妙に記憶に残っている物語とか台詞とかありませんか?
いや、実は最近なぜだか妙に芥川の羅生門を読みたくなってしまいましてね。あの老婆の

この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘にしようとおもうたのじゃ。

が頭の中でエンドレスループ。授業の音読で誰かがやたらにリアルに読み上げてクラスで大受けしたのが思い出されます。
そもそもこの台詞が思い出されたきっかけは、ある人の白髪をプチプチ抜きまくったからだったりして。
そういえば、時代物といえば最近藤沢周平の用心棒日月抄シリーズを読み返しましてね、まあこれから言うことは分かる人だけ笑ってくださればよろしいんですけど、やっぱりこのシリーズの裏タイトルは「現地妻」だよねえと思った、そんな秋の夜。