季節はずれの雪が

最近ちょこちょこと「細雪」を読んでいます。
手にとって見るまで知らなかったんですが、この小説の中心舞台は昭和初期の阪神地域なんですね。耳になじんだ上方訛りで繰り広げられる会話とか、頻繁に現れる「芦屋*1」「灘」「中山手」などの見知った地名に懐かしさも手伝って、面白さ20%アップな感じ。
余談ですが、ウチの婆様は主役の4人姉妹と大体同じ年頃なんですよね。婆様は正に時代を越えた存在だなあとしみじみ思うわけです。

*1:文中では「アシ」は旧字