2008-09-18 いつも何度でも―木村弓 かなしみの数を 言い尽くすより 同じくちびるで そっとうたおう こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が 映される 家はあるし 転勤はないし 人のお金で施設に入れたし 扶養義務者はいないし 無理しなくていいし 恵まれていないこともない。