新社会人もそろそろネクタイの結び方が様になってきて、初めての給料の使い道に悩み始める時期になりました。ちょっと遅いような気もするけども、是非言っておきたいことがあるのです。
家にお金を入れるな!なかんずく親に渡すな!
これだけ。なんでかって?
いいですか、日本の個人金融資産の80%以上は50代以上が所有しています。個人の事情はいざ知らず、マクロに見ればすでに彼らは十分に富めるものなのです。しかも子育てが終わり少なくとも退職までは可処分所得が増えるのです。たとえ退職しても退職金や年金があり、場合によっては非常勤などの収入を得たりもします。
つまり親にお金を渡す必要性はないのです。
また、現行の消費市場ではメインターゲットは主に40代以下の若年〜中年層です。新社会人はこれから消費活動によって経済を潤わせなければならないのです。しかもあなたにはこれから学生時代の年金の支払い猶予の解消や奨学金の償還、生命保険の支払いなどいくらでもお金の出先があります。ただでさえ少ない可処分所得を必要性のない行動によって目減りさせてはいけません。
要するに、家にお金を入れるというのはただでさえ冷え込んだ経済をさらに落ち込ませる行為なのです!
では、親に孝行したい、恩を返したい、というときはどうすればいいか。金銭的な部分に関していえば、あなたが納める年金や健康保険料、税金などで十分に貢献することになるのです。もうこれ以上お金を渡したりしなくて良いくらいに。
で、答えは簡単、プレゼントです。給料日ごとにバラの花束でもお寿司の折り詰めでも贈ればいいのです。親も喜び市場も潤い死に金も生まれず問題なしです。
次点としてその両の手で肩をもむというのも…。