アメリカの食卓

ダイヤモンドオンラインの記事で「アメリカの料理雑誌(サイト)のCook's Illustratedってのが凄いよ!!」というのを読んで、そんならどんなもんかしらんと2週間の無料ライセンスを取得。早速レシピを拝見。
とりあえず見てみたのはお菓子系のレシピなんですが、日本の料理本とはだいぶ違いを感じられて大変に面白い。
まず、「はかりが要らない」。分量はすべて"cup"や"teaspoon"で、基本的に体積表示。実際にやってみると、なるほどコイツは便利でござりまするな。はかりを出さなくいいって言うだけでなんだかスペースを広く使えてしかも楽ちんな感じ。
次に、「細かいことを言わない」。日本のお菓子のレシピだと、「粉は2回ふるう」だの「卵は室温に戻してから使う」とか「混ぜる順番はこう」とかえらい細かい注文が付くわけですが、そんなことは基本的に言いません。「コレとコレとコレはボウルに入れて混ぜておく」とかいうレベルの指示。
しかし色々実験を重ねた跡が端々に伺えまして、「なぜバナナは皮が黒くなるまで熟したものを使うか」がつらつら書かれていたりとか、「焼加減の長短の影響はどうでるか」が比較対照されていたりとか、そういうところはとてもしっかりしています。
ただ、やはりアメリカのレシピなので分量がヤードポンド法でしかもファーレンハイト温度表示なので、それが若干困りもの。