剣豪への道

先日、免許皆伝の偉い先生に剣術の型12本(大太刀8本小太刀4本)を教えて頂いたので、忘れないうちにと日々一人稽古を繰り返しております。全日本剣道連盟の剣道型に比べるといかにも古風な趣があり、型を使っていて実に楽しいです。
さて、この12本のうち、1本だけ二刀を使う型があるんですが、これが実に面白くて難しい。
当然と言えば余りに当然、考えるまでもなく一刀だって数々の流派が興るくらい奥が深いのに、二刀ともなれば言うにや及ばず。
まず何が難しいって、左右の刀両方に気を配るという、そもそものことが難しいのですよ。左の小太刀で斬りつけるその瞬間、右の大太刀もいつでも斬りかかれるよう正しく構えていないといけない。大太刀で斬りつけたときも同様。
書けば当たり前の事なのだけれど、実際に型を使うとまあ大体はボロクソですね。小太刀で斬りつけた瞬間右手を振り返ればあらぬ方向にだらーん。大太刀で斬りつけると左手がぶらーん。
それによく言われることですが、木刀とはいえ重い!!小太刀はともかく大太刀は右手一本じゃなかなか支えきれませんことよ。正しく使えば重たいことなど無いと先生は仰ったけれど…。
まあね、あれですよ、習いたてですからね、こんなもんですよ。これから稽古稽古、また稽古。
うーん、やっぱり仕事なんて辞めてしまってこの道に邁進しようか…。