バイクの楽しみ方を才女に学ぶ

ちょっとというかだいぶ前の話ですが、あの勝間和代さんが大型自動二輪の免許を取ってバイクに乗るようになったそうですね。失礼ながらあの歳の女性としてはかなり珍しい行動。さすがにエネルギッシュな方でいらっしゃる。
そして先月でしたか、事故を起こしなすったそうで、なんでも他の車に接触しそうになってパニックブレーキ気味に転倒したとか吹っ飛んだとか何とか。
さてその話を聞いてblogを読んでみたらば、コレが凄い。事故原因の解析、対処すべき課題、今後の対策と、流れるようにしかも簡潔にまとめられていて流石と言わざるを得ない分析能力。
凄いのはそれだけじゃない。
まずは装備。このクソ暑い時期、半袖にジーパンスタイルで防具と言えばメットくらいの格好でバイクに跨る人間が珍しくない中で、ライディングジャケットに胸部プロテクタ、滅多にしてる人はいないであろう脚部プロテクタまでの安全装備なのに、「グローブがプロテクタ入りで無かったのが悔やまれる」とのコメント。
ちなみに私は腕と背中のみプロテクタの付いたライディングジャケットと革グローブとライディング用ショートブーツ。比べてみてもかなり劣ってます。
当然任意保険にも加入の様子。リスク管理の専門家だけあって「命は銭金で買えない」のをよくわかっていらっしゃる。しかもこれでも安全には全く足りていなかったと反省してらっしゃるのだからなお凄い。
バイクはイタリアのバイクメーカapriliaのMANA850だそうですが、コレを選ぶに至るまでの経緯もたいそうなものです。最後まで天秤に掛かっていたのがホンダのVFR1200F(T1号の後継機)だったとのことで、カタログスペックを暗記する程検討し「どっちに乗りたいが」だけでなく「自分に扱うことが出来るか」までしっかり判断した上での選択だそう。決め手は「VFR1200Fの270kgという車重は中年女性である自分には重すぎる*1」ということだったとか。
私がVFR800に決めたのは「かっこいいから!」でした。そういう判断も当然アリだと確信してますけど、なんかエライ差がありますよね。
とはいえ、ここまで出来るのもぶっちゃけ「お金があるから」なんですけれど、教訓とすべき事柄は多々あり私もバイク初心でありますから大変ためになるお話でした。

*1:余談ですが、T1号ことVFR800も排気量が同じくらいのクラスではかなり重たい部類で乾燥重量は約220kg。スズキのGSX-R750が190kg、同じホンダでより排気量の大きいCBR1000RRが200kgなのと比べると20〜30kgも違う。