わがみよにふるながめせしまに

夜明けのような明るさで照る月を見ていると、学生時代に下宿のベランダでおちょこに月を映して一杯傾けたことを思い出します。あれからもうどれほど月日が流れたことか。
そうそう、1回生だか2回生だかの秋に道路はさんでお向かいのお家に子供が生まれて、レポートやら課題やらを必死にまとめてる最中に夜泣きが被さってずいぶん往生したんでしたっけ。顔も見たことがないけれどその子ももう小学校の中〜高学年かしらん。下宿の1階の家族向けの部屋にいた生意気盛りの小僧ももう中学生でしょうか。
思えば遠くへきたもんだ。ああ、今日のお酒はしみじみしみますね。