また映画

ネタがないのでまた映画話。

はいからさんが通る 後編
前編は見るの忘れてたのでアマプラで見た。
お話自体はコテコテとも王道とももはや陳腐ともいえるラブコメ
見たことないけど、原作コミックス8巻分、過去のアニメ42話分(話の途中で打ち切り)の内容をよく前後編でまとめてあるなと思います。
ストーリーは確かに面白いのだけれど、それはそもそも原作が優れているためだろうから別に映画制作陣の手柄じゃないよね。
言っちゃ悪いが「過去の名作を現代の絵柄と今はやりの声優陣でやりました」っていうだけじゃなかろうか。
作画がめっちゃいいということもなく、むしろ重要シーン以外では割とひどい。「劇場版でこのレベルのクォリティか…?」ってくらい。
演出も特に素晴らしいとかこれまでなかった新しい手法とか言うものもなく、あんまりお金かけられなかったのかなあという気がしますね。
せめてガルパン映画くらいには描いてほしかった。


余談ですけど、「婆様はまさにこの時代この舞台で生活してたんだよなあ…」とちょっと思ってみたり。
今は亡き婆様は主人公より7,8歳くらい年下の計算です。


・VENOM
ポスターは「最悪」の文字さえなければよかったのに。ま、そんなことは些末なことです。
全体の感想としては、ストーリーも演出もよく出来てて楽しめる映画でしたけど、ちょっとこじんまりまとまってて振り切れてない印象もぬぐえない、そんな感じ。
もうちょっとグロ寄りかなと思ってたら案外そうでもなかった。エイリアン並みには来るのかなと思ってたんですけど。
佳境のバトルシーンがちょっと画面が暗くてスピーディすぎてごちゃごちゃしすぎて見づらいなと思いましたが、他方で部分的にスローを使ったりするバトルの誇張の仕方はおおっと思いました。
結構駆け足で話が進むなあと思ったら上映時間が2時間でスタッフロールや予告パートを除くと本編は正味100分あるかないかくらい、くたびれずに見られる反面各パートをじっくり描くにはちょっと足りないのかもしれません。
バトルパートかVENOMと主人公の掛け合い、あるいは「VENOMの餌は?」とか「共生の条件は?」みたいな部分の説明パートをもうちょっと足してほしいかなと感じるんですけど、「ちょっと物足りないくらいがちょうどいい」というやつなんでしょうか。
あとEDがかっこよかったですね。水墨画のような垂らしこみのような演出はよく合ってたし、これまでのアメコミ系映画でもちょっと覚えがない。