映画レビュー

それでは今月の映画のお時間です。
今回は「閃光のハサウェイ」と「るろうに剣心 THE BIGINNING」。

 

まず「閃光のハサウェイ」から。

ストーリー的には原作小説があるからあんまりあれこれ言うこともないんですけれど、「変な女には近づいちゃいけません」のほかに言うことがないですよね。

さて、全体の印象について言うと、なんというか、「スタイリッシュでリアリティ溢れるアニメ」を目指して頑張りました、って感じでしょうか。
市街地でのMS戦の様子とか見てると、いかにも「兵器としての描き方」「巨大人型兵器が市街地で暴れまわると起きること」みたいなものを一生懸命やってるのが伝わります。

ただ、ガンダムってロボットアニメでしょ。ロボットアニメであるからにはロボット同士がどったんばったん大騒ぎしてほしいわけですよ。
Ξガンダムペーネロペーがぶんぶんお空を飛びながらガシガシやりあうシーンがあってこそロボットアニメとしての本懐だと思うんですよ。
それがあんな暗がりの中で地味な絵面でミサイルだけポコポコ撃ち合っておしまいとか、なんなのそれって感じですね。

ガンダムをやるな、ロボットアニメをやれ。以上。

あと3部作って話ですけど、続きはいつになるんでしょう。早くしてね。

 

 

続いて、「るろうに剣心 THE BIGINNING」。

正直褒めるところがない。

邦画の悪いところがいっぱい詰まってて、しかもやたらに長くて中身が薄くて退屈でただ原作をなぞっただけの映画で、アクションもメリハリがなくてマンネリ。

2部作に分けたうえで150分とか、さすがにどうかと思う。やるならせめてアヴェンジャーズエンドゲーム位のメリハリと盛り上げを組み込んでほしい。

やっぱり「面白そうな見込みは全くないけど、シリーズ見てきたしとりあえず見るか」みたいなノリで見たらダメですね。

でもまあ斎藤一江口洋介辰巳の北村一輝は割と好き。