読書の晩秋

キャッチャー・イン・ザ・ライ(原題・The Catcher in the Rye、村上春樹訳、原作J.D.サリンジャー)」を買いました。理由はまあなんというかいろいろです。「ライ麦畑でつかまえて(野村孝訳)」と言ったほうが通りがいいかも知れません。
しかし「キャッチャー・イン・ザ・ライ」なんて邦訳は安直だと思うんですよね。しかも「ライ」のほうには「ザ」があるのにキャッチャーのほうには無いというアンバランス。その点「ライ麦畑でつかまえて」とはうまいこと訳したものですよね。
恥を忍んで白状しますが、私はてっきり、「ライ麦畑でつかまえて」はその邦題から牧歌的な恋愛を描いたものに相違ないとおもっていました。なんというかこう、農村の若い恋人2人がライ麦畑で「ほら、私をつかまえて御覧なさい、うふふ♪」「待てよー♪」なんて戯れてるんだろうと想像っていうか妄想してたんです。ホントは全く違ったんですね。アホでした。
感想等はまた読み終わった後に気が向いたら。