おやじ

先週の金曜日の話なんですが、駅から市バスに乗って大学に行こうとした時のこと。当然といいましょうか、バスは大学に向かう学生で一杯です。そんな中、50がらみのいわゆる「オヤジ」さんが乗ってきました。彼はバスに乗るや否や、大声で喚き散らします。

「なんや、学生のせいで市民が迷惑するわ。こいつら税金はろとんのかいな!」
「市民税も払わん連中のせいで市民が迷惑するやないか!」

ほほーう、こちらさんは近い将来もらう年金が誰に支えられるのかわかっちゃいないご様子。大体市民税を払わなければ市バスに乗れないなんて観光客はどうするのやら。確かに大学生には住民票を移してない人が多いとはいえ、大学生が地域経済に寄与しないわけではなく、結局市にお金を回してるはず。それに住民票を移しても、市民税を払うほどの収入のある学生がそういるはずもないでしょうに。そもそもこんな借金まみれ、政官業腐敗まみれのろくでもない国家を作り上げておきながら責任も取らずにツケを押し付けようだなんて、むしろ私のほうこそ「こんな世の中にしておきながら何を言う!」と怒鳴ってやりたいくらい。ついでに言えば勝手に市民を代表されてそれこそ市民が迷惑してると思いますよ?なんてことをつらつら思ってるうちにオヤジさんは下車されました。
少なくとも私はこんな人間のために年金を納めたくありません。