おふくろさんよー

最近、代理母出産がどうとかって話がちらほらと聞こえてきます。どこぞのタレントがどうのとか。
私自身はいまのところ自分の遺伝子を残そうという気がさらさら無いので、不妊治療とか代理母とか言うものにすがる必死さが私の目には滑稽に映ってしまうんです。「別に養子でもいいんじゃないの?」と。最近藤沢周平をよく読んでまして、時代物では養子なんてありふれたネタなので、それに多少引っ張られているかもしれません。でも「妊娠出産の苦労をせずに子供をもてたら得じゃない?」とかいうのは流石に不謹慎でしょうか。しかし必死に自分の子供を欲しがる人もいるかと思えば、しつけといって子供を殺す親もいるかと思うと、世の中はなかなかに不思議です。
大体、根本的に問題を解決しようと思ったら、代理母だけでなく移植医療とかもふくめて、生命倫理とか法整備について社会的な議論を巻き起こさないといけないはずなんですが、メディアもニュースで言ったらもうお終いだし、学会は肩書きと年齢ばっかりかさばってる人たちが幅を利かせてるようだし。駅前で募金・署名をする元気をもうちょっと別の方向につかえば良さそうなものですけど。
ところで、毎度毎度この手の話には噛み付いてばっかしで、ときど記をごらんの方はさぞご不快だろうと思うんですが、習い性というものか、20歳を過ぎるとなかなか治らないようですのでどうぞご勘弁。これでも一応気をつけてはいるんですよ?