13回忌

朝からずっと阪神大震災のメモリアルイベントのニュースで一杯です。三宮で、芦屋で、伊丹で、淡路島であれやこれやのイベント。研究室にも「暇なら黙祷に参加せよ」てな感じのメールが回ってました。
…なーんか違うと思うんですよね、私。
「いつまでも忘れちゃいけない」って言って、結局忘れてないのは感傷ばっかりで肝心の防災意識とか教訓とか必要な体制作りはどんどん忘れられていってるように思うんですよ。後世に伝えるべきは"memory"じゃなくて"lesson"でしょ、と。
折に触れて感傷に浸るのを止めはしませんけど、最近の日本人は何につけても「かわいそう」「悲しい」とかいう段階で思考が停止していて、そこから先の「では同じ事が起こらないようにするにはどうすべきか」が全く議論されていないようなのが凄く気に掛かります。
あと、生き残った側がいつまでもウジウジしてるほうが却って成仏できないと思いますよ。
とかなんとかいっても結局私は震災に関しては部外者だし、そんな人間にはわからないこともある、といわれればそのとおりです。