十年一昔

「10年くらいはあっという間」なんてことを婆様は申します。
今日出かけてみると土曜日なのに高校生の多いこと。なにかな、と思ったらみんな手に手に花や丸筒を抱えてるじゃありませんか。
今日が卒業式だったんですね。
自分の時はどうだったろうか、と思い出そうとしてももはやおぼろげで浮かんでくるのは断片ばかり。部室を後にするとき友人の漏らした「変えようと思っていたことは何も変わらなかったね。」という一言だけは今も覚えていますが。
それでもあの時は新世紀が始まったばかりで、自分自身も発表前なのに受かってる気になって、未来への期待でいっぱいだったような、そんな風だった気がします。
翻って、今。
イヤになるくらいイヤな現実を目の前にして、あの頃の自分が見たら反吐を吐きそうな人間になってしまった気がします。いや、多分身内は「あんたは昔からそうだった」と言うでしょうけれど。
さて、10年後の自分はどうなっているのやら?