読書のこと

最近はSFを多めに読んでます。テクノロジーから遠ざかった反動ですかね。
で、ラインナップはといえば、ハイペリオン夏への扉星を継ぐ者。うーん、王道だ。
それぞれに違ったおもしろさがあるわけですが、書評はアマゾンあたりに譲るとしてここでは夏への扉から特に気に入ったセンテンスをご紹介。

世の中には、いたずらに過去を懐かしがるスノッブどもがいる。そんな連中は、釘ひとつ打てないし、計算尺ひとつ使えない。ぼくは、できれば、連中を、トウィッチェル博士のタイムマシンのテスト台にほうりこんで、十二世紀あたりへぶっとばしてやればいいと思う。

未来への希望と意慾に満ち満ちた、スカッと胸のすくような一文です。
でも夏への扉で描かれてる「未来」って、現実にはすでに過去のものなんですぜ。2001年が舞台だもの。
ちなみにアウターゾーンにもこの小説によく似た話が出てきます。きっとインスパイアだねっ。