完走した感想

お盆前に購入していながら旅とか修行とかでほったらかしまくりだったイース8をようやくクリア。
全体としては楽しめたんだけれども不満な点も多く、今更のように書き散らしておきます。
特にシナリオ、テキスト周りに不満が多いんよな…。

  • 6でいったんまとめ直したはずの「古代有翼人とその文明」という設定が全く出てこない。それどころか新しく世界の根幹を作り直すようなシナリオになっている。
  • 文語調のテキストにおいて、過去形と完了形の区別ができていない。「〜したる」「〜したりし」とすべきところも全部「〜せし」になっている。
  • 階級に応じた喋り方が出来ていない。王侯貴族が平民であるアドル相手に「貴殿」と平然と言う。また"please"に相当するような口調も多いが、王侯貴族が平民に対してそんなことを言っては雰囲気がぶち壊しである。
  • 「…」だけのセリフが多すぎる。日常会話でそんな言葉にならない言葉みたいなものはほとんど使わないはずであり、素直に沈黙・無言の間で置き換えるほうがよほどマシ。
  • 「どうか(〜してください)」を老若男女身分の上下を問わず言う。それしか言わない。「ぜひ〜」「なんとか〜」「きっと〜」その他、性格・設定に応じて使い分けをしろと言いたい。
  • 「こちらこそだ」もやたらに多用される。普通は「こちらこそ(な)」であるし、当然キャラによって「こっちのセリフだ」「私こそ」「それは私が言うべきことです」などの言い換えが必要。
  • サブキャラの設定・イベントがいちいちお涙頂戴の小話ばかりでうんざりする。もっとさらっと日常の感じでいい。
  • ディスクメディアじゃない癖にやたらにロードが長い。
  • イベントが片っ端からムービー仕立てなのでロード回数が増えてストレスがマッハ。大半は会話パートで十分。
  • ムービーは「ロングからのパン&ズーム」をナントカの一つ覚えのごとく繰り返す。素直に寄りから始めていいからね。
  • 戦闘画面が派手さ優先で(私のような中年には)とても見づらい。大型雑魚に囲まれて見えない方向から袋叩きにあうのも勘弁。
  • ターゲッティングがお粗末で、ターゲットに裏回りされるとそれを追うのではなく視界内の別の敵を勝手にロックし直すナンセンスな挙動を示す。
  • 大型雑魚がやたらにタフで大量にうろうろしているのでしこたま面倒くさい。フィールドに1,2匹で十分。与ダメが数百なのにHPが万単位のがそこらじゅうに沸いてるって頭おかしい。しかも被ダメはHP2000〜3000に対して数百。
  • 前の記事でも触れたけれど、女キャラの露出が過剰。加えて装飾も過剰。デザイン上又は設定上の必然性や必要性を全く感じない。紐水着みたいな恰好で燐火円礫刀(懐かしいな)みたいなのを振り回す巫女キャラって、アホか。
  • おかしな口調のロリキャラももういらない。なんで幼女キャラがハンマー振り回す重量級キャラなのか。しかも3作続けて。えーかげんにせーよ。
  • コンシューマ機として必要なのかもしれないが、普通にプレイしてのクリア時間が40〜50時間とボリュームが多い。個人的には6と同じくらい、10〜20時間程度でやりたかった。

とりあえず、ファルコムシナリオライターを再教育または更迭せよと勧告したい。
量産型ラノベ書くなら余所でやれと。


お口直しにやり直すならどれかな?

  1. 初心に帰って1&2
  2. 個人的にシリーズで1番大好き6
  3. バレスタイン城の名曲を楽しむべくフェルガナ
  4. コンシューマでは1番好きな7
  5. セルセタを強くてニューゲーム
  6. あえての8をもう1度