青ヶ島に行くには2つの方法があります。というかそれしかない。
1つは八丈島とを結ぶヘリ。1日1便。
ただし、9席しかなく島民の主な交通手段になっているため、1か月前の予約解禁と同時に予約がすぐに埋まってしまうので、早くから予定を立てて予約を取りにかからないといけない。
2つ目は船。こちらも八丈島とを結ぶもので、週に4便。
予約はいらないし安いけれども、青ヶ島が断崖絶壁で港湾設備が貧弱なため波が荒いとすぐに欠航になる不確かなもの。
季節と天候によるけれど、欠航率は4割に及ぶそうな…。
ただ、ヘリはドタキャンも稀ではなく、当日朝に窓口で先着順という厳しい条件付きながら1人2人なら結構な確率で席が取れるのです。保証はないけど。
そうやって滑り込みで乗り込んだヘリで青ヶ島に到着。
集落は丸で囲んだちょっと平らな高台に固まっています。というかそこ以外に作れないだろうなあ。
散策開始。まずは大凸部(おおとんべ)という島で一番高いところ、外輪山の頂点に足を向けます。
正直、道はかなり悪いのでサンダルだのミュールだのは止めましょう。
左の道は神社へ、右の道は大凸部へ。
このほとんど道の体をなしてない先に社があるらしいけれど、パス。迷子になりたくないもん。
30分ほどかけて頂上まで来ると、こういう景色が目の前に広がります。
もう笑うしかないよね。こんなの見ちゃうとね。
もう1か所、展望台があります。こちらも集落から徒歩20分くらい、尾山展望台。
こちらも途中舗装されてない道があるので歩きやすい靴でどうぞ。
展望台の先に東台所神社があります。
いわれは結構おっかない。
そこらの道端に普通に明日葉(アシタバ)という島民の日常食が生えています。
八丈島でもメジャーな食物です。
私も滞在中に毎食食べました。
テンプラにするとめちゃウマです。
島の北の端、ジョウマンという平地に下りて行きます。
なんか牛も飼育されてたけど、肉用なのかな?
打ち捨てられたリトルカブ。
こんな小さな島で乗り回すところはないと思うんですけどねえ、なぜかバイク。持ってくるのも一苦労だろうに。
おそらく日本で一番見晴らしのいい体育館。ただ、向こうはすぐ崖になっていて、しかも島民の話では崩落して後退しつつあるらしく、10年後にはもうないかもしれない。
学校前の道路には島で唯一の信号機が。
ほぼ必要ないんだけど、島外へ出た時のための教育目的もあるとかないとか。
時計回りに島を回っていくと、だいたい2時方向位にある名主屋敷跡。
ほとんど藪に飲まれかけているけれど、丸い石を積み上げて築いた石垣の跡が残っています。
つーか、この火山島のどこから丸石を調達したんだろうか…。
えっちらおっちら歩いているうちに、3時の位置にあるカルデラ内部への入り口に差し掛かる。
今日はとりあえずここまで。