もうじきゴールデンウィークに入ってお客さんがめちゃ混みになるので、その前に映画館に行きます。
今日はシャザム。
マーベルと2大巨頭をなすDCヒーローシリーズの新作。
「体は大人、頭脳は子供」という逆コナンなヒーローもので、いかにもミドルティーンらしい軽くて明るくて軽率な感じのノリがいいですね。
しかしながら根っこのテーマは親の愛の欠乏とか肉親との別離と新しい家族関係の構築という割と重たいものがあり、個人的な感傷というか生い立ちにかかる生傷をえぐられるようでちょっと見ててつらい。個人的な話ですけど。
脚本は外連味がなくよく練られていて、というかこなれていてとても楽しめます。喜怒哀楽のアップダウンをよくコントロールできていると思います。
演出の点では取り立てて去年おととしらへんのヒーローものと比べて突き抜けたものがあるかというとそうでもないんですけども、ハリウッドのSFXとかCGってもうこのラインが下限だよねってくらいの凄みを思い知らされる感じがします。
あんまり言いたくはないけれど、同じ値段で映画館に並んでると仮面ライダーや戦隊ヒーローものがちょっとどころでなく見劣りするのが悲しい。
あ、そうそう、オチが好きですね。この映画。