とある漫画家の「むかし横浜-神戸間をバイクで走ったらえらい目に会った」みたいなエピソードが紹介されてたんですけど、エストレヤで雑な装備で雑なプランでって、そりゃそうよって感じですね。
エストレヤ、カワサキが製造していた人気の高かったバイクで、ネイキッドタイプ(カウルやスクリーンがない)、排気量は249ccだそう。
下道をトコトコ走るにはすごくいいバイクだと思いますけど、横浜-神戸間(東名経由で500km強、中央自動車道経由で600km弱)を高速で走り抜けるにはさすがにキツイでしょう…。
やってやれないことはないけど、ちゃんとしたジャケットとかヘルメット、十分な時間と体力、適度な休憩が必須ですね。
高速道路600kmを時速100㎞で6時間で行けるっしょ、と思うのはさすがに雑が過ぎるというかなんというか。
4輪、普通自動車でも2時間おきに小休止で1回は食事アリの大休憩をと考えると+1.5時間くらいは見ておきたいところ。
2輪となると1時間おきの小休止でせめて+2~3時間かなあ。
愛しのT1号で600km前後を走ったことはありますけどね、あの時はたしか夜明け前に出て昼頃ついたから8時間くらいはかかったんじゃなかったっけなあ。
ちなみにT1号は800cc弱でカウル付きの、ツアラーと呼ばれる長距離移動向けのバイクですよ。
エストレヤと比べると軽自動車とクラウン(とまではいかなくてもマークX)くらい違いますからね。
そういえば「いや、どこまで静岡!?」てなセリフもあったんですが、同じ気分を広島県や山口県でも味わえます。
さらにいうと島根県は高速が全線開通してないので、東西を走り抜けるとめちゃくちゃ「ようやく走り抜けた…」って気分に浸れます。
多分一番すごいのは新潟だけど、走って抜けたことはないんですよねえ。高岡市→佐渡→新潟市ていう船を挟んだルートはやったけど。
富山側から入ると「新潟県まであと10㎞」から「新潟まで100㎞」に標識が切り替わって脳みそが混乱します。むろん後者は新潟市の意味ですね。
あとは長野を南北に抜けるコースかな。
北海道は…まあもう別格なので。
バイクは余裕の体調と計画と時間、そして安全装備で安全運転!
私との約束だよ!