駆ける喜び

バイクにまたがって、風を捲いて走る。この、えも言われぬ躍動感。

大学時代までの自分だったら、とてもじゃないけど今のこんな姿は全く思いもよらなかったなあとしみじみ感じます。

車の免許もとりあえずで取っただけだったしね。

 

しばらくあれやこれやで乗れてなかったので、今日は10m/sの強めの風が吹く中を湿気飛ばしにT1号を50kmばかり走らせてきました。

風は強く吹きすさび、時に車体を揺るがして脅かし、またグリップヒーターをあざ笑うような厳し冷たさでしたけれど、それでもこの季節らしく空気は澄み渡り、はるか向こうまで見通せる景色を流しながらのショートライドは実に楽しかった。

ああ、5年にわたって自由を満喫し、北は北海道から南は鹿児島まで走り回ったあの日々の輝かしさよ。

走っていきたいところはまだ両手に数えきれないほど残っていますから、来年も再来年も体の動くうちはあちらこちらへと走っていきたいですね。