旅日記 -祖母宅寄生編-

さすがに退屈に耐えかねて物置として使っている離れのような建物の中を探索。結構いろんなものが出てきます。昔々の恥ずかしい写真とか親が着ていた着物とか。
あれこれ漁っているうちに祖母も覗きに来て、「1つだけ天満屋のたとう紙に包まれた着物があろう。あんたも着られそうなのが入っとる」ということで探索再開。そして発見。

「こりゃあ大島紬よ。ええ着物を一つも持っとらんじゃったけえな、わたしが買うてやったんじゃ。」
「ええもんよ、こりゃあ。あんた一代着られる。」
「襦袢も帯も紐も揃うとるが。あんたちょっと袖を通してお見い。」
「ありゃあ、直さんでも丈も袖もぴったりじゃがあ。」
「これで正月は晴れ着で迎えられるの。良かった良かった、気になっとったんじゃ。」

…。
|t>は晴れ着(大島紬)を手に入れた!