せんす

暑くなってきて扇子を広げるおじさんたちをあちこちで見かけるようになりました。風呂敷や扇子の柄ってのは、最近のものよりは昭和までのもののほうがやっぱりセンスがいいといいますか、より真面目に的確に言おうとすれば小粋な感じがしますね。最近のはなんだかチープというか、「和っぽいってだけ」というふうに思った、婆様の使い古しの風呂敷を貰ったそんな今日。
昔婆様が手に取ってた扇子はもうぼろぼろだったんですが、日本画調の筆致でさらりとキリギリスを2匹あしらったとても風流なものでして、以来そんな趣のある扇子を探してるんですが全然見つからないのが不満です。