ホケンの品格

元保険会社の人間の語る働きマン向け生命保険のコツを備忘録代わりに。

  1. 死亡保障の終身は厚く
  2. 死亡保障の定期を逓減定期でつける
  3. 病気入院保障を終身

ですって。

終身の死亡保障は厚めに。つまり同じ2000万の死亡保障でも、終身500万+定期1500万よりは終身1000万+定期1000万のほうがいい。どうせ人間いつか死ぬんだから確実に受け取られる割合を多めに。
そもそもなんで定期がいるか。要は嫁さんと子供の生活費+学費。ただし年金払ってれば遺族年金が出るし学費だって子供の年齢が高ければ就職するまでの学費はそんなに大きくはならない。つまり年齢とともに必要な死亡保障額は下がる。よって逓減定期。ちなみに60歳までに死亡する割合は日本では1割以下。
入院保障が必要になるのは人生後半のステージ、50歳から。コレを定期にしてはいけない。保険料の安い若いうちに入ること。歳が行ってから入ると保険料がバカ高くて家計を圧迫しかねないから。ただし、月々一定以上の医療費は還付されるから極端に保障を厚くする必要はない。
図にするとこんな感じですってよ。

ゼニの余ってる人は養老保険を貯蓄(月払いや年払いなら積み立て、一時払いなら定期貯金)代わりにいかがですか、だってさ。

ちなみに、私と違って健康な人は多くの場合同じ額を貯蓄したほうが有利です。月2万円を年利1%で20年積み立てるといくらになるか、計算してみると面白いですよ。
もひとついうと、扶養家族がいない限り生命保険なんていりません。なかんずく独り身じゃあねえ。