年寄り万歳!その1

後期高齢者医療制度について。
姥捨て山とかいうけどね、財源のうちお年寄り自身が払うのは1割、たったの1割*1!残りのうち5割は税金、4割は現役世代の医療保険。若いうちらにおんぶに抱っこの制度じゃないですか。
「これは『制度』であって『保険』ではない」という意見があるわけですが、それはそれで正しい指摘。保険とはリスクをヘッジするためのものだけど、後期高齢者医療制度にはその考え方がおそらくない。「年寄りは医者代かかってナンボ、税金と現役で払ったるから1割くらいは自己負担してや」という考え方だと思う。
高齢者の高齢者による高齢者のための健康保険と言うものを本気で設計したら、どんなに保険料が高額になるかはアフラックにでも聞いてみれば?老人にその負担をさせないためにこういう「制度」にしなければならなかったと考えれば、この制度は割とまっとうでしょう。ただし、医療費そのものを抑制する働きかけが制度自体に組み込まれていない点を除けばね。

なお、大和総研ホールディングスの記事がわかりやすいようなのでリンク。
http://www.dir.co.jp/publicity/column/080529.html

大体若いうちに年金の掛け金も払わんとおってからに、そんな人間は今になって「お金がない」「国が悪い」「役所が悪い」だの言ってんじゃないよ!
若い頃は「どうせすぐ死ぬ」「家族の世話になるからいらん、払わん」とか言っとったんは自分ちゃうんかと。いざとなったら頼れる身内は遥か彼方の都会暮らしで、面倒見てもらえるだけの義理もなく、自分の年金は雀の涙、あるのは持病ばかりなりってか。それでも1割しか自己負担せずに目先の銭が少々減ったらろくに理解もせずにマスコミに煽られてるんだから。
ホントに一番困ってるのは窓口の職員だろうなあ。わたしは健康保険担当じゃないけど。

*1:医療費は別にその都度かかる。自己負担率1割。富裕な老人は3割。