大型二輪免許取得記

手続き

既得免許は普通自動車、しかしなんとAT限定。にもかかわらず大型2輪MTに挑む。
不安と恐怖でブルブルガクガク。
ネットで申し込んだら教習料金割引だったのに、危うく正規料金を取られるところだった。

1時限目

教官の「クラッチは分かる?」の質問が痛い。「概念としては。」なんて回答だい。
引き起こしがこんなに重いだなんて!!「200kg以上あるからね。」結局初回は起こせず教官に手伝ってもらうはめに。
あとヘルメットが重い。栗頭先生になった気分。でも操作の説明で終わる。

2時限目

「今日2時間空きがありますよ。」の声に乗せられて2時間目。初ライド。
半クラッチムズイ。発進グラグラ。停車おっとっと。
そして2度の立ちゴケ。当然2度の引き起こし。今度はすんなり起こしたゼ!空き時間の妄想トレーニングは伊達じゃございませんことよ。
そして筋肉痛へ…。

3時限目

半クラッチが分かってきたよ!
でもまたこけた。今日こそはこけないって、心に決めてたのに…。
引き起こしは上達してる。確実に。

5時限目

ようやく立ちゴケなしで時間を終わる。

8時限目

ハデにこける。
スラロームの最中に「あ、縁石があるから切り返しを」と思った途端に縁石に吸い寄せられて乗り上げてがっしゃんこ。
ハデにこけた。ホントに視線の方向にいっちゃうんだなあ、バイクって。
『こんなこともあろうかと』バイク用の革グローブを買っておいてよかった。
あと日頃の稽古のたまものかプロテクタ(貸し出し)のおかげか、割ときれいな受け身が決まって何事もなかったかのようにまた走り始める。
肝心でないところで凄い私。
あ、ホントに何ともありませんでした。

13時限目

「次は2段階への見極めですけど」
またこける。いや、これは対向車の急な飛び出しに急ブレーキを掛けたからで、ま、ともかく引き起こしは上達してる。うん。
「次は見極めですけど、|t>さんはアクセルの使い方がね、あのー、スムーズにいくかなかなか、その、大変だとおもいますけど、うん、頑張って!!」
どうなることやら。波状路がねえ…。

17時限目

補習2回とシミュレータ実習の後、ついに2段階へ。いいんだ、余分に教えて貰えたんだから。余分にお金も掛かったけどね。
そしてまた立ちゴケ。2段階の不安な始まり。

22時限目

ようやく、ほんとうにようやく、アクセルをブンブン言わせながら半クラッチで低速をコントロールする感覚をつかめてきた。
そのくせまだエンストするけど。でも一本橋スラロームもS字もだいたいもうできるもんね。

28時限目

無難にこなせるようになってくると全くネタがなくなって困る。
ともかく今日までにシミュレータやらケーススタディやらは全部修了。あとは4時限ほどコースを回って何もなければ検定。

32時限目

さあ泣いても笑ってもあと2時間。…2回もエンストしちゃったじゃないの。教官はなんかニヤニヤ。
クラッチがシビアだったでしょー。それ検定用のバイクでさ、他の使い込んでルーズになったマシンとはちょっと訳が違うんよねー。」
ああそういうこと。ほっとしたような癪なような。検定ではもうちょっと積極的にエンジンを噴かそう。

33時限目

2段階見極め。なのにこれまで出来てたクランクで足つき。スラロームでタイムオーバー。
てなわけでそこだけ重点的に復習して、どうにかOKをもらう。ほっ。
さあ、あとは検定だ!!…不安だ。

検定

駄目だこりゃ。
ウィンカー消し忘れ->クランクでエンスト->急制動の後セカンドで発進->一本橋スラロームのタイムが微妙->最後の最後、発着点でまたエンスト
通るのか、って通る訳ないよね。きっと。
と思っていたら通っていた。なんだそれ。大丈夫なのか。