すっかり春ですね

もうすぐと思っていたらもうすっかり春ですね。
誘ってくれる人がいるわけでもないので、朝寝がはかどります。


さて、しばらくblogをほったらかしにしている間に見た映画のレビューでも。


ラ・ラ・ランド
よい。
ミュージカル映画ですけど、中身はベタな夢見る男女のラブストーリー。
互いに夢を叶えるのに結ばれないという、ちょっとほろ苦いラストがグッとくる大人の恋物語って感じ。
悲恋といえば悲恋なんだけれど、それを美しく見せてるのがよいです。
見たのがだいぶ前なので印象が薄れて書くことがもうないです。はい。


ひるね姫
なんというか、凡作。駄作とまで言わないけど、なんかなーって感じ?
パシフィック・リム」みたいな巨大ロボバトルやりたいのか、
サマーウォーズ」みたいな家族のすれ違いと和解の物語をやりたいのか、
君の名は。」みたいな異世界入れ替わりものをやりたいのか、
カードキャプターさくら」みたいな魔法少女物をやりたいのか、
筋書の中心が見えないのよね。
要素として色々ぶっこむのはいいですけど、肝心の物語の柱がしっかりしてないんじゃスカスカなんですよ。
あと舞台が瀬戸大橋のたもとですけど、そこである必然性が全く描かれてないよね。
あと夢の世界でドタバタやる意味とかそれが現実とリンクしてる理由とかさ。
全部詳細に語れとは言わないんだけど、劇中でとりあえず納得できる程度には描かれてないとダメじゃないのかなと。
総合評価としては「もうちょっとがんばりましょう」ってところです。


キングコング
ベタな怪獣映画です。以上。
それ以上何の説明もいらないんだけど、時間いっぱいドキドキハラハラでとてもよいです。
キングコングが大暴れして大活躍する、それだけを力いっぱい描けばほかに何のケレンも追加要素もいらないんだと教えてくれます。
変な恋愛劇やらお涙頂戴の絶叫シーンやら考えなしにぶち込んでくる日本映画は見習ってはどうか。
それと舞台設定が冷戦真っただ中の1974年というのが結構意外でしたね。現代にしてくるのかと思ってたんですけど。

余談ですが、スタッフロールの後にも少し映像が流れますので要注意。
その場面で日本の怪獣映画へのリスペクトがみられてちょっとニヤリとする感じです。
あとなぜかスタッフに日系らしい人が多かったのが気になる。まあどうでもいいことなんですけど。



ああ、もう一つ言いたいことがあったんでした。
もうじき公開の映画「King Arthur : Legend of the sword」の日本公開サブタイトルに「聖剣無双」ってつけた奴ちょっと顔かせ。修正してやるから。
そういう男子中学生のノリを商業ベースでやるんじゃない。
寒いんですよ、冷めるんですよ、そういうの。