とてもどうでもいい

普段大河ドラマを全然見ないんですけれど、なんとなくついどうしてか「西郷どん」の第1話を見てみたんですよね。
感想は1つだけ。


薩摩力が足りない。


薩摩の男たるもの泣いたり笑ったりしてはいけない。
女とみだりに声を交わしてもいけない。
半端な薩摩弁を使うよりも鹿児島県民以外には判別不能なレベルの薩摩弁をしゃべらせて字幕を付けよう。
ウナギを捕まえて焼いて食べるよりもエノコロ飯を食わせよう。
駆け比べで女に負けたら「お前ら女のおかげで勝ったんだろやーいやーい」ではなく「おなごに駆け比べで負けるとはオイは恥ずかしゅうて生きておられんごっ!!」と言って一同で切腹させよう。
喧嘩で半端に傷つけて逃げて終わりなどと「仕留めそこない」「敵前逃亡」と二重に士道不覚悟なので切腹させよう。
自分に非がないと思いながら頭を下げるくらいならば「オイは恥ずかしゅうて生きておられんごっ!!」と言って切腹させよう。


山口貴由成分やらなんやらいろいろ混じってる気もしますけど、案外これでも実際の薩摩力には及ばないのではないか、という恐れを伴う妄想をしております。


なんかねえ、ここ10年か15年くらいの大河は絆だとか家族愛だとかヒューマニズムっぽい味付けが大好きっぽいですけども、正直そういうのってもういらなくな〜い??
とりあえず、武士階級には絶対に笑うな、笑顔を見せるな、というだけでも画が引き締まってくると思うのですが、どうか。