今日やってたルパンの長編アニメを見る。
…わりとひどかった。
科学考証の部分がガバガバなのは毎度のことなのでとりあえず無視するとしても、脚本から演出からちょっと見てられないと思いました。
ストーリーに関して言えば
・タイトルが「グッバイ・パートナー」で次元との対決がメインと宣伝しておきながら、実際にはほぼルパン一党vs量子コンピュータ&AIになっている。次元との対決を主軸にするならクライマックスにルパンと次元の対決を持ってこないといけない。
・ショパンが絡んでくる必然性がない。
・「斬鉄剣でも斬れない」ネタの乱用しすぎ。
・そもそも巨大ダイヤとスーパーコンピュータの話は「バイバイ・リバティー・危機一髪!」ですでにやった。
てなところですか。割と根っこのところですでにいろいろダメだと思います。
このストーリーなら別に次元との対決をウリにする必要はなくって、単に「人質取られて言うこと聞かされてるから勘弁な」っていうだけでよかったのでは。
大体が
ルパン「AIが暴走した!」
私「…斬鉄剣で目の前の機械を斬れば?」
ルパン「電源室に乗り込むぞ!」
私「…斬鉄剣で目の前の機械を(ry」
ルパン「押し寄せる軍隊も無力化されてる!」
私「…斬鉄剣で目の前の(ry」
科学者「ジャズセッション攻撃がAIに効いてる!」
私「…斬鉄剣で(ry」
ルパン「すったもんだで解決したし、斬鉄剣で斬っちゃえよ」
五ェ門「久々に斬りごたえがあったでござる」
私「だから端からそうしろ言うてたやろ!!」
って感じですよねー。コレハヒドイ。
演出とか作画面で言うと
・モブの動きがなさすぎ。
・全体に動きにタメとかヌキみたいな緩急がない。
・ピアノ演奏シーンがCGでそこだけ浮いてる。
・「とりあえず五ェ門に銃乱射&乱れ斬りしときゃいいだろ」的な雑さ。
・納刀のアップシーンが適当。
・ラフロードを砂埃も立てずに走る車列。
とかですかね。細かい雑さがあちこち目立つ感じというか。
演奏シーンとか、ハルヒの時代に毎週放送のアニメでできてたことが今は長編アニメでできなくなってるのかと思うと、いろいろ悲しくなりますね。
もう日本のアニメ産業も色々限界って感じが見て取れて残念です。