明石は燃えているか

明石の市長が暴言吐いたとかいや全文読むと市長は悪くない悪いのは職員だとか、いろいろ言われてるのを見て、ちょっと思ったことなど書いてみる。

 

 

市長も一般人の皆さんも「7年間なにしとってん」とおっしゃってますけども、

「市長申し訳ありませんが、(この分は)予算は今年度でつんでいる。前年度は予算ついていないんで、概算しか」

「他の地権者の分、とってますから。丸ごと全事業費は1年間でどーんと付けられない」

ていう発言を踏まえれば、この7年の間はまず買収に応じてくれたほか人たちの分を先に済ませていたわけで、決して仕事をしてなかったわけじゃない、むしろこの1件以外の部分ではちゃんと事務を執行していたと思うんですよ。

1件だけ応じてくれないからってほかも棚上げにしてたらそれこそ「もう売らない」って言い出す人も出てくるかもしれないし、むしろ周り中を買収すれば「いつまでも意地張ってられない」って買収に応じる可能性もあるわけで、片付く分から片付けていくのは別におかしな話じゃないと思いますね。

そもそも再開発とか道路拡張とかの大きな事業は、規模の面でも費用の面でも単年度では無理なので分割して多年度にわたって執行するのは当然の話だし、ある事業だけドカンと予算要求額が上がるとその分他が削られたりして割を食うのでできるだけ年度を分けて平滑化しろっていう圧力もありますしね。

ただまあ交渉を満足にしてなかったような雰囲気なのでそれは批判されてもしょうがないかなと思うんですけど、担当が1人しかいないそうなのでそんなに言うならもっと人員を配置してあげなよと。

何にしても今回話題に上がったことで現場としては「よっしゃこれで1人残った面倒な地権者も買収に応じるように世間からの圧力が増すやろ、議会も市長も予算たっぷりつけてくれるやろ、なんなら市長も現場で土下座してくれるしな」って部分がありそうな気がしますので、炎上上等って感じだったりして。

(追記)と思ったらとっくに解決済みらしいです。まあそうだよね。

 

大体が地権者が首を縦に振らないなんて楽なほうで、聞いたところじゃ「ウチの土地に指一本でも触れたら許さん」と喚きながら鎌振り回して職員を追い返したとか、突然床の間の刀を引っ張り出してこれ見よがしに刀身の手入れを始めたとかいう話もあるので、市長にもぜひそういう体験をしていただきたいところです。