死ぬ死ぬ団

先日移植医療にちらっと触れましたが、もう随分前からネット上で「死ぬ死ぬ詐欺」なるものが騒がれていた様子。
一昔前は銀行が物乞いを働いてたように思いますが、最近は別の種類の人間が物乞いを働くようで。難病の子供抱えてお金が大変だから募金にすがる、ってところまではともかくとして、身銭を切らずにしかも過剰にお金を集めて不明瞭会計じゃそりゃあ叩かれもするんでしょう。
かく言う私もまだ高校生の時分に、「某を救う会」募金にむしられた覚えがあります。ええ、「むしられた」んですよ。ふらっとデパートに立ち寄ったのが運の尽き、出入り口、階段、エスカレータ前、エレベータ前、全て「募金お願いしまーす」で封鎖。募金するまで通してくれないというまるで地獄のような有り様でした。まあこれはボランティアの団体に節操が無かっただけでしょうけど。
大体アメリカが文字通り血と汗と涙の上に築き上げた移植医療システムの上にただ乗りしてばかりってどうなのか、国内で移植医療の体制を整備しよう、という方向に早く話を持っていかないといけないと思うんですよね。まずは免許証にドナーカード欄をつければいいんじゃないかしら、と愚考いたします。