この紋所が目に入らぬか

身体障害者手帳きたー。
1級ですって。1級。一休じゃないよ。
ペースメーカ手帳に引き続きまた持ち歩くものが増えました。障害手帳は必要な時以外はあまり持ち歩くものでもないらしいですけどね、先達のお言葉によると。無くすと面倒だからって。


思うんですけどね、ペースメーカで1級って、バランスとしてどうなのかって。
他の障害で身体障害1級って言うのは例えば、

  • 両目ともほぼ全盲視覚障害
  • 両腕とも切断(上肢)
  • 両足とも切断(下肢)

とかそんなレベル。

確かに、ペースメーカ入れなかったらいつ死んでもおかしくないとかそう言う意味ではピンチな感じではありますけどね。
でもペースメーカ入ったら他の障害とは比べものにならないくらい生活の自由度は高いような気がします。
昔のペースメーカは大きくて機能も乏しくて電池も直ぐ切れて大変だったとは聞いていますけれど、ちょっと時代に合っていないかもね。


とかなんとかいっても、実はこの辺の議論はあまり意味がないです。
障害認定が高かろうが低かろうがあまり受けられるサービスには変わりがないから。

ちなみに、税法上は身体障害では1,2級が「特別障害」、3〜6級「普通障害」として所得控除が受けられて、それぞれ40万円と27万円でしたっけ。
それっくらいの違いなんですよ、ホント。
さらに念のため言っておくと、障害年金における等級と障害手帳の等級は完全に別物です。


市役所の窓口での説明によると、お得なサービスとしては

  1. JRの運賃半額(但し指定席料金、特急料金は割引無し!!)
  2. 高速道路の割引き
  3. NHKの減免
  4. バス、タクシーの割引き
  5. 映画や美術館、博物館など各種施設が割引き

とか。他にも色々細々したものもありましたけど、自分には必要なさげでした。
公営住宅に入居しやすくなるとか、そんなんウチいらんし。


JRの割引きが利くって言っても、いちいちみどりの窓口に並ばないといけないし、バスやタクシーも都度手帳を鞄から引っ張り出して見せないといけないし、そう考えると結構面倒ですよね。

もっと優遇せよとかそういうことではなくてね、どうせならもっと利便性の高いサービスにならないのかな、ってお話です。
最終的には健常者だろうが障碍者だろうが関係なく同じように利用できるサービスであふれる世の中になる、コストはそのためにこそかける、というのが理想なんだと思いますが、それはまた遠い未来のお話ということで。