観光

今日は姫路に観光ツアーに行って来ました。面子は後輩3人と私で。いや、神戸にいるうちに一度は世界遺産、国宝として名高い姫路城を見にいかなきゃと思ってたんですが、このたび姫路民の後輩Aに案内を頼んでお出かけすることに。
直前まで面子や足で結構もめたりもしましたが、後輩Bに大阪の実家から車を出してもらうことに落ち着きました。
大雑把な旅程は

  • 神戸出発、高速&バイパスで一路姫路へ
  • 姫路到着、腹拵えをして姫路城へ
  • 姫路城の後、隣接する庭園の好古園を見物
  • 観光の締めに書写山円教寺を拝観
  • 神戸に戻って食事、解散

という感じです。
以下、朝からの行動レポート。

神戸発、姫路行き

朝、珍しく早起きをして朝風呂を浴びたところで後輩Aからモーニングコール。おはよう。今日もいい天気。
後輩A,Cと合流して集合場所へ。ちょっと待ってから後輩Bが車に乗って颯爽と登場。わざわざ大阪からお疲れ様です。これからがお疲れの本番ですけど。
バイパスに乗って姫路へ出発。途中までは順調な道行だったんですけど、明石を越えた辺りで渋滞。どうも落下物らしいと料金所で聞いたんですが、途中で路肩に事故車両が停まってたから実際には衝突事故だったようです。
これからに若干の不安を感じながらも何事もなく姫路入り。

姫路到着、お昼ご飯

車を停めて姫路城に向かう途中、駅を通り抜ける際に、姫路民のはずのAが「姫路駅めっちゃきれいになってるぅ〜」と一番驚く不思議。
姫路駅地下のラーメン屋さんでお昼。案内人であるAの、「ラーメンはたいしたことないけど、餃子はめっちゃうまい」の言葉どおりの味でした。だってタンタン麺なのに辛くないし、ラーメンより餃子のほうが高いし。

姫路城

お腹が膨れたところで姫路城へGO。大手前通りを歩いて近づくごとに迫る姫路城の美しいこと。
着いてみると、流石に世界遺産、外国人観光客の多さといったら。あとは遠足(社会見学?)の子供集団とかパック旅行の中高年集団とか。あと、天守閣で武者小路千家(茶道)の全国大会があるとかで、その関係と思しい和服の人たちも多かったです。
日が良く照って外は暑いくらいだったんですが、いざ城の中に入ってみると驚くほど涼しいんですね。風通しがいいのと、漆喰壁の断熱効果でしょうか。ただ階段はどれも頭をぶつけそうでちょっと窮屈でした。
天守閣に登ってみると、姫路の町を眼下に見下ろし正に殿様気分を満喫。登ってる最中に子供集団が先行してたんですが、頭上からドタドタ響くけたたましい足音。やっぱり着物も着なけりゃ畳もないような生活が当たり前のイマドキの子供たちには、摺り足とか静かに歩くとかいうのは全く認識の範囲外の事象なんだろなあとちょっと思ってみたり。
お菊井戸などもひとわたり眺めてからちょっと一服。流石に国宝、世界遺産。見に来てよかった。そして姫路城を後にして好古園へ。

好古園

入り口からすぐの池を主体とした庭園「御屋敷の庭」に臨む「潮音斎」で早速感動。池の鯉を眺めてくつろぎながら「マイナスイオンとはなんぞや」とか「どの鯉が一番高価か」なんて話題でひとしきり盛り上がる私たち。
「苗の庭」に移ると、今度はそこで生育されている「しらん(紫蘭)」を見て、

「この花ってさー、
『これってなーに?』
『しらん』
『ふーん。なんて花なんだろうね』
『だから、しらん』
とかってなりそうだよねー」

と、東屋でのんびりしながらどっかの漫画にも出てきた実につまらない話をしてました。
続いて双樹庵というお茶室で抹茶とお菓子を頂いて一服。500円也。なぜか一番年長の私が下座に回ったり、「お楽にどうぞ」といわれてほんとに皆して足を崩してくつろいだり、もう礼儀も作法もあったもんじゃありません。でもお茶もお菓子もおいしかったです。
休んだ後で庭園の残りを散策して好古園を後にしました。

書写山円教寺

最後に書写山へ。麓まで車で移動して、そこからはロープウェイで山中へ移動。
このロープウェイ、往復で900円と今回の観光で一番高かったです。
書写山円教寺は西国33ヶ所の27番札所で、あの「ラストサムライ」のロケに使われた場所なんだそうです。でも私は見てないのでさっぱりわかりませんでした。
帰りのロープウェイの最終便が6時ジャストで、山に着いたのが5時前。1時間弱での急ぎの拝観になりました。ところがこのお寺、ロープウェイからさらに山道を1kmほど歩かなければ到着しないハードコースな上、4人は既に姫路城、好古園と歩き疲れていて、もうホントにしんどい道のりでした。
息を切らしながら摩尼殿にたどり着くと、修行僧っぽいお坊さんが登場。「ラストサムライに使われた場所ってどこですか?」と、Bがいきなり大胆な質問を投げかけると、「えっとね」と前置きしてわざわざシーンごとの詳しい解説つきの答えを返してくれました。「あれは絶対前もって回答を用意してた」とはCの談。
駆け足気味にお堂を見て回って、帰りにもう一度摩尼殿に寄ると、さっきのお坊さんが再び登場。「どこから来たの?」などとちょこちょこ聞かれて話してるうちに、「よくこんな所に来たよね。僕が君たちの年の頃はこんな所に来ようなんて絶対思わなかった。」と爆弾(?)発言。じゃあなぜこの人は「こんなところ」で修行をしようと思ったのでしょう…。
そしてロープウェイで山麓まで戻って観光終了。「しょしゃざん」なんて早口言葉にもってこいな言葉を一つも噛まずに案内を述べるゴンドラの添乗員さんは流石です。

帰り

帰りの道のりでは、バイパスで後ろについた車がハイビームだった上に、ハザードで警告しても全然気づかないばかりかクラクションで返してくる始末だったくらいで、後は順調に神戸に帰ってご飯食べて解散。
皆さん、お疲れ様でした。