ハーメルンの笛吹き

日が長くなったのは草木の手入れにとって大変助かります。なにせ寝坊助で朝の内の作業なんて出来ませんから。
そんなわけで涼しくなった夕方遅めから風邪引きのあいだほったらかしだった柊やら名も知らぬ木やらを剪定していると、近所の坊主2人組(兄弟)がよってきて「|t>さんなにしてんのー。」と来たもんだ。
飛んで火に入る夏の虫。

t> 「あれ見てみー?あの赤い実な、食べられるんやでー。」

兄 「まじで!」
弟 「頂戴!頂戴!」

t> 「よーし、お手伝いした良い子にだけ取らせてあげよっか。切って散らかった枝を袋に入れてもらおかー。」

ふっ、ちょろい。と思ったんですけどね、このときは。
なんせ7歳と5歳、全然きれいに掃けないの。自分でやった方が倍ははかどるの。「こうしてこうするの」って教えるだけ余分に時間掛かるの。大体兄ちゃんは小学校で掃除してるんとちゃうんかいな。もうちょっと上手にちりとりやらほうきやら使われへんのかいな。
来る日も来る日もこんな手の掛かる存在の面倒を見ているだなんて、世の先生方や父兄の皆さんはやっぱり大したもんだと思い直した次第です。
ちなみにご褒美はユスラウメ。サクランボみたいな味のする、赤くて小さな甘酸っぱい果実です。身の割にタネが大きいしそんなに甘くもないので、手が掛からないこと以外にあまりお得感のない木の実。