北の国から:宿

一応安物のテントと寝袋は持参しましたが、基本はライダーハウスに寝泊まりしてました。
1000円くらいで泊まれるので、テントの設営・撤収費用と思えば安いものです。
今後北海道ツーリングをされる方の参考になればと思い、備忘録的に記録しておきます。


1.ライダーハウス やませ

猿払町。宗谷岬から20分か30分ほど東海岸を南下したところ。
ホタテ料理の店がメインだけれど、おばちゃん曰く「ウチは夜はやってないのよー。」とのこと。あと食堂は日曜定休。雑魚寝の小屋2つのほか女性用ゲストハウスあり。
1泊1000円。マットレス、毛布、枕が標準でついてきて、暖房、シャワー、洗濯機、乾燥機、追加の布団は別途料金。
必要十分なものはそろっている感じ。バイク置き場に屋根があるのが地味に好感度高い。
お風呂は2kmほど北の公衆浴場(300円)が便利。食事はその近辺のホテル・食堂で済ますかもう少し北のセイコーマートで調達。
なお電子レンジがない件については「お客さんに言われるんだけどお父さんがね、『ライダーハウスはそんな便利なものじゃないだろう』って言っててねー。」となにかこだわりがある模様。


2.ライダーハウス 蜂の宿
写真なし。美瑛町。駅からメインストリートを1kmほど南に行ったところにある。
知らずに行ったが、北海道3大沈没宿の1つとのこと。沈没者多し。
1泊500円。列車の客車を改装した大衆食堂併設で、そこで1500円以上飲み食いすれば宿泊料タダだが月曜定休でくいっぱぐれた。味は悪くなく量もそれなりに多いとのこと。
洗濯機あり(無料)、乾燥機なし、シャワーあり(有料)。
宿というか、小屋?
手作り感満載の建物で、人が多いと小屋の外に巡らした空中廊下に張ったテントを案内されることになる。テントでも布団がしっかり用意されているので暖かいのは暖かい。
マンガ、ゲームなど充実しておりwi-fiも使用可能で、沈没者が多いのも納得。
建物もオーナーも沈没者も非常に怠惰で堕落した雰囲気をぷんぷんさせている。片づけと髭剃りくらいしろ。


3.民宿 銀鱗荘

釧路。メインストリートからそれてすぐだが、ちょっと見た目に見つけにくい。向かいにALSOKがあるのでそれが目印?
1泊1100円。食事は魚介尽くし1800円だが、事前にお願いしておかないと飛び込みだと準備してもらえないかも。
ご飯の最中におっちゃんが色々名所名店を教えてくれるが、お酒のせいか元々なのか話が長い。
民宿だが布団は出ないので寝袋とマットは持参する必要がある。
洗濯機、乾燥機なし。お風呂は歩いて15分ほどの銭湯か温泉かを利用。セブンイレブンが近い。
連泊すると「昨日よりおいしいもの用意しないといかんじゃないか」と怒られるとかなんとか。


4.クリオネ
写真なし。斜里町。メインストリートから少し北に入っていったところにあり少しわかりにくい。
北海道3大沈没宿の1つ(あと1つは帯広のライダーハウスヤドカリの宿というところらしい)で、北海道ライダーの間では非常に有名だそう。
大きな農機具小屋風のライダーハウス、ログハウス風のゲストハウス、キャンプスペースの3タイプの泊まり方があり、ライダーハウスは1泊500円、ゲストハウスは1500円、キャンプは失念。私はゲストハウスをチョイス。なお50代以上の利用はお断りとのこと。
人数がある程度集まると1000円で鍋かジンギスカンでパーティを開くが、私が泊まったときはミュージシャンを呼んでライブを開いていたので皆そちらに流れて食事会はなし。残念。
天然のモール温泉がわいていて入り放題なのがよい。
ゲストハウスは共同キッチンや冷蔵庫も使用可能、wi-fiもありと至れり尽くせり。洗濯機、乾燥機はたしか有料。
沈没組はライダーハウスにいるようで、固まって机を占拠していたりすることがある模様。静かに過ごしたい人はゲストハウス推奨。
蜂の宿が怠惰と堕落の宿なら、こちらは「ウェーイ」系の沈没者が多い印象で享楽と退廃の宿といったところか。
夏休みシーズンが終わると風紀が色々と乱れるらしいのでオフシーズンに利用する場合は要注意。
とはいえ設備やイベント等の充実ぶりは抜群。


5.ライダーハウス 一福
写真なし。帯広の東隣、池田町。メインストリート沿いの町役場のすぐ南。
駐車場は道路を挟んで向かい側、「食事の店 なかがわ(廃業)」の駐車場を利用。
1泊300円?
到着と入れ違いにオーナーのおじいちゃんが帰ってしまって詳しいことを聞けず。
洗濯機あり、乾燥機なし、シャワーなし。近所に温泉、セイコーマート、スーパーありで便利。なおスーパーは夜8時半には閉店。
布団もテレビも本も揃っていて不自由はない。
よそで一緒になったライダーによると「向かいの食堂をやっていた夫婦が運営するライダーハウスで、妻に先立たれて食堂は閉店したがライダーハウスは望まれて続けている。」とのことらしい。
たまたま私のほかは宿泊者もなく、ろくに説明も聞かされず1人で不法侵入よろしく宿泊するのはかなりドキドキする体験だった。