映画3本立て

今月の映画の感想。

 

・ハンターキラー 潜航せよ

潜水艦の映画。もう見たのはだいぶ前ですね。

ロシアでクーデターが起きて大戦勃発しそうだから、アメリカがロシアの大統領を救いに潜水艦を極秘に派遣するという、実にアメリカらしい映画。

戦争ものとしては決して悪くないんですけれど、ロシア大統領がなぜかずっと英語でしゃべってたりとかして微妙にお金かけられてないなってのがちらほら見え隠れして悲しい。

あと潜水艦ものの宿命なんですけれど、「何かあったらすぐ全滅」っていう緊張感がずっとずーっと続きっぱなしで、緩急の緩がなくてちょっと見てて疲れます。

それと、「レッドオクトーバーを追え!」のショーン・コネリーを意識しすぎだと思いました。

 

・名探偵ピカチュウ

実はワタクシ、ポケモンをやったことがございません。でも大変に楽しめるいい映画でした。

この映画のコンセプトの秀逸なところはポケモン=バトルというところから脱却して、「ポケモンが人間の隣人として当たり前に溶け込んでいる世界で起きた事件を、ポケモンと共に追う」という立て方をしたところだと思いますね。

だからジャンルとしてはポケモン映画というよりバディものというべきなのかも。もちろんちゃんとポケモンしてて、それぞれのポケモンがしっかりとそれぞれの能力を発揮しています。

それとピーターラビットとかプーさんでも思いましたけど、動植物をベースにしたキャラクタのCGとそのモーションってここ数年でものすごくレベルが上がったなというのを感じます。

ネタが割れてから見に行くとまた違った感動がありそうなので、上映終了前にもう一回見に行ってもいいかなと思っちゃう、そんな映画。

 

ゴジラ キングオブモンスターズ

公開初日で早速見てきました。

「人間ドラマが足りない」なんて評論が聞こえてましたけど、どこが?って感じです。

バリバリ人間ドラマが入り組んでます。評論家先生はきっと別の映画を見ていたか寝てたんでしょう。

それでいて思いっきり怪獣大暴れのプロレスバトルロイヤルで、オリジナルへのリスペクトも溢れていて、ゴジラの魅力をたっぷりと堪能できます。

ストーリーについては若干疑問な点もなくはないんですけれど、ゴジラ映画というか怪獣映画につきものの「ゴジラを活躍させつつ人類を生存させる」という問題についてはキングコングなんかと同様のスジかなと。

つまり人知を超えた存在同士の対決に持ち込んで、その中で人間がどう立ち回るか、という筋書き。あまり書くとネタバレになるのでこの辺で。

CGや演出も素晴らしくよくできていて、特にモスラが羽化するシーン、空から舞い降りるシーンは、神秘的とか神々しいとさえ言いたくなる美しさでした。

余談ですが、ゴジラのメインテーマってつくづく名曲だなと思いますね。ホントに。