金のある苦労金のない苦労

公務員になって半年が経ちまして、条件付採用から本採用への関門として形式ばかりの面接が人事との間で執り行われました。

人事 「これまで消費した年休が2日みたいですね。もっと休んでいいんですよ?

公務員ってこういうところで浮世離れしてますよね。といっても休暇に関してはこれが世界標準なのがホントですが。
ところで、のんびりした人生が欲しくてこういう身分になったわけですが、正直ホントにこれがベストな選択だったのか今モーレツに悩んでいます。というのも、やっぱり技術系に未練が有るような気がするのと、なによりこの自治体に先がなさそうなのが見えてきて。
地理的には流通の要衝であり気候温暖、酷い地震にも台風にも余り見舞われないこの土地がどうしてこんなにしけているのか。1つには大阪人をして「商売しにくい」と言わしめる排他的な気質、2つには都市機能の拡散と交通網の未整備。ほかにも挙げだすと色々有るわけですが、緩やかな死の真っ最中って気がするんですよね。
とはいえ、いくら今のままじゃ理系としての自分が衰える一方といっても余りさっさと身分を転がすのも流石に節操がないような気もしますしね。
30歳が自分の進路を決断するリミットと思い、今しばらく成り行きを見届けていようと思う日和見主義者です。