ロボットの国

ドラえもんのようなお話で、「仕事は全部機械とロボットがやってくれるから、人間は労働から解放されて豊かに暮らしているんだ」なんて未来予想図が語られたりしますね。
翻って現実を見るに、コンピュータサイエンスが進歩するだけ人間から労働が奪われ苦しい世の中になっていくようなところがあります。
なんでこうも夢と現実が違うのか、ってことを考えると、1つには機械と人間が労働を取り合ってる構図に行き着くように思います。これは「なんで」というよりは「どこで」というべきだけど。つまり、機械によって生産性が向上したのにその恩恵が拡散してないということなんじゃないのかな、と。
これを解消するための秘策、それがベーシックインカムなのかもしれません。

機械でこれまでより楽にお金稼げる->楽に稼いだ分を社会に還元->働けない人もお金貰えてハッピー、働く人は能力を発揮できてもっとお金貰えてハッピー

みたいな構図になればいいのかなあと思ったり。実際には法人税とかで社会に還元してるだろ、とか一杯ツッコミも入りそうだけど。
そうするためにはもっともっと広範囲でロボットが働くようにならないといけないような気もするなあ。例えば1次産業とか。人間の働く場所っていうのは機械にはなかなか対応させにくいファジイな領域(仕立てものとか料理の微妙な味付けとか?)、あるいは芸術やスポーツ、研究開発、はたまたロボットを使役する立場なんかに限定されていくんだろうか。
でもそれって、「ロボットが労働を肩代わりするようになって、人間は芸術やスポーツに専念できるようになった」っていう未来予想図と一緒ってことなんだろうな。
さて、私が生きている内に看護ロボットが出来ますかどうか。