ハードル

受け売りではあるんですが。
なんで引きこもりやニートになるの?って考えたとき、個々人の事情はあるにせよ、要は「そっちの方が居心地がいいから」なんじゃないかってことになるんですね。
世の中の大部分の人はそもそも引きこもることが出来ないんですよ。
なぜかというと、ずっと家にいたってなんか暗いし、体も動かせないし、話す相手もいないし、お店にも行けないし、旅行だって出来ないし、とにかくつまらない。引きこもらなくても、仕事をしていないと社会と切り離されてしまってとにかく孤独でそれに耐えられない。もちろんお金だって必要だし、働いて成果を上げれば達成感もあるし、自分が成長する実感も得られるし、だから嫌なことや腹の立つことがあっても働きに出ていく、と。
ところがですね、世の中必ずしもそうでない人たちが存在するわけです。
お金は親の収入で十分だし、運動するよりも本を読んだりゲームをしたりするほうが好きだし、ネットがあれば掲示板でもチャットでもなんでもできるし、そもそもそんなに話をするのが得意でないし、買い物もネット通販で問題ないし、旅行とかにもそこまで興味はないし、群れないと生きていけないとかバカじゃないの、達成感とか自己実現とか自己満足にもほどがあるでしょ、嫌な目やつらい目にあってまで働かなくてもいいじゃないのと、こういう具合。
条件さえ整えばニートしてるほうがよほどハッピーな人たちがいるのは間違いないわけで、裏を返せば働くことによって得られるハッピーはそれだけ相対的に減少しているわけですね。
そうすると、世の中からニートをなくそうとするならば(なぜなくしたいのかは知らないけれど)、それはとりもなおさず日本の労働や社会のあり方を見直すことに他ならないのです!!
ちょっと話が大きくなったけれど、職場で気の合わない人がいても突っかかったりしないとか、駄目な人がいてもやっつけたりしないとか、些細な失敗でやたらにしかり飛ばしたりしないとか、そんなことが社会をよくするってことなんじゃないのかな、なんて。
ま、要するに、ニートになりたいなってこと。私の結論はそれ。